東京電力ホールディングス(HD)は、福島第一原子力発電所構内を走る自動運転EV(電気自動車)バスを4月をめどに導入する。これまでは協力企業ごとに車を走らせていたが、自動運転EVバスに統合することで、移動効率化と利便性向上を図る。詳細な運用方法は今後詰める。
自動運転EVバスは、衛星利用測位システム(GPS)などで現在地、レーザーやウェブカメラで周囲の物体との位置関係を把握しながら、あらかじめ設定したルートを自律走行する。
昨年11月に実施した試験走行では、2社のバスに構内の約1.8キロメートルを走らせた。試験走行の結果を踏まえ、安全性や円滑な走行性能を確認できたソフトバンクグループのバスの導入を決めた。
車両は最高速度が時速45キロメートルで、乗車定員は15人(着席11人)。夜間の運行も可能だという。
電気新聞2018年2月19日
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