2024年10月13日日曜日
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電気事業連合会は１０日、フランスから日本に返還される低レベル放射性廃棄物を受け入れる計画の変更案を青森県と六ケ所村に伝えた。低レベル放射性廃棄物のうち固型物を圧縮した収納体（ＣＳＤ―Ｃ）約１８００本を、放射線による影響が等価とされる高レベル放射性廃棄物（ガラス固化体）約２０本に交換した上で返還するものだ。青森県の宮下宗一郎知事は電事連からの提案を「検討する状況にはない」と拒否した。写真は宮下知事（右）に計画変更を申し入れる佐々木副会長（中央）
2024/10/11

電事連、返還廃棄物の計画変更を要請／青森知事は拒否

中国電力は９日、島根原子力発電所２号機で重大事故が発生した際の復旧対応能力を確認する「現場シーケンス訓練」を実施した。原子炉設置変更許可で定めた重大事故時の対応策が想定時間内に所定の手順通り完了できることを確認するのが目的。写真は大量送水車からのホースを貯水槽内につなぐ様子
2024/10/10

島根２、燃料装荷控え訓練／事故復旧対応を確認

水素調理器具の製造・販売や、水素調理レストランの企画などを手がけるＨ２＆ＤＸ社会研究所は７日、水素燃焼専用の炙（あぶ）りバーナーを新たに開発し、販売を始めたと発表した。無臭の水素火炎を活用することで、食材本来の香りを生かした調理が可能となり、メニューの幅が広がるとしている
2024/10/9

無臭の水素炙りバーナー Ｈ２＆ＤＸ／食材の香り生かす

売り手市場が続き、企業の人材獲得競争は厳しい状況が続いている。そうした中、政府が脱炭素活用に向けた政策を打ち出したことで、学生の関心が高まっている分野の一つが原子力だ。再稼働の進展やリプレースを見据え、人材を確保しようとする動きが旧一般電気事業者、プラントメーカーで活発化している。日本原子力産業協会と関西原子力懇談会（関原懇）が５日に大阪市で開いた就職活動支援セミナーは、過去最多の４３社・団体がブースを設けた
2024/10/8

就活で熱視線、来場者が前年の１．５倍に／原産協会、関原懇がセミナー

中部電力は４日、病気の兆候を早期発見する事業モデルの構築に向けた枠組みに参画したと発表した。ＮＴＴドコモなどとともに、事業プロデュースを手掛けるイーソリューションズ（東京都港区、佐々木経世社長）が設立した会社に出資。中部電力は電力データによるフレイル（虚弱）検知サービスで、認知症など新たな疾患も検知可能にしたい考えだ。写真は同日、プレス発表に合わせヘルスケア分野の取り組みを紹介した中部電力の林欣吾社長
2024/10/7

電力情報で病気兆候早期に発見／中部電力が参画

産業技術総合研究所（産総研）は、全自動でペロブスカイト太陽電池を製造する装置を世界で初めて開発した。ペロブスカイト太陽電池は、材料や製造プロセスの組み合わせが膨大な数に及ぶ。手作業では正しく再現することが難しく、品質もばらつく。自動化により再現性を高め、試作品の性能を正確に評価できるようにする。１日当たりの生産量も１０倍以上に伸び、研究開発の効率化に大きく貢献する
2024/10/4

産総研、世界初の全自動型ペロブスカイト太陽電池製造装置／膨大な組み合わ...

石破茂首相は１日、首相官邸で就任会見を開き、「日本経済はデフレ脱却の瀬戸際。賃上げと投資が牽引する成長型経済の実現に向けて、岸田政権の成長戦略を着実に引き継ぐ」と明言した（中央）。２日には武藤容治経済産業相（左）、浅尾慶一郎環境相（右）ら閣僚が就任会見を行った。武藤経産相は策定中の次期エネルギー基本計画について「原子力の最大利用は、安全という前提の中で進めていくのは当然のことだ」と強調した。「再生可能エネルギーを最大限使いながら、原子力も安全に最大限再稼働し、さらに次世代革新炉も検討する」と述べた
2024/10/3

石破内閣、新閣僚が会見／首相、成長戦略「引き継ぐ」

自民党の石破茂総裁が１日の臨時国会で第１０２代首相に指名され、石破内閣が発足した。経済産業相に武藤容治元経産副大臣、環境相に浅尾慶一郎参院議院運営委員長が就いた。ともに初入閣となる。次期エネルギー基本計画の策定や電力システムの正常化など課題が山積する中で、新政権の手腕が問われる。写真は衆院本会議で首相に指名され一礼する石破総裁（中央）
2024/10/2

石破内閣発足、エネ政策問われる手腕／経産・武藤氏、環境・浅尾氏

ＥＮＥＯＳ（東京都千代田区、山口敦治社長）は、同社中央技術研究所（横浜市）で合成燃料製造実証プラント（写真）の完成式典を９月２８日に開催した。同プラントでは水素と二酸化炭素（ＣＯ２）を生成・回収し、合成燃料の元となる「合成粗油」を日量１バレル（約１５９リットル）生産。合成粗油からガソリンや軽油、ジェット燃料などを製造する。同一敷地内で水素、ＣＯ２から合成燃料までを一貫製造するのは日本で初めて
2024/10/1

水素とＣＯ２で合成燃料、ＥＮＥＯＳ／横浜市に実証設備

東京電力パワーグリッド（ＰＧ）渋谷支社は２５日、東京都渋谷区が主導する電柱の落書きを消去するイベントに参加した＝写真。ＮＴＴ東日本東京南支店も協力し、北谷公園（東京都渋谷区）周辺の電柱の落書きをきれいに落とした。イベントは３者が２日に結んだ、電柱の落書きを素早く消すための協定の一環
2024/9/30

東電ＰＧ渋谷支社、落書き消去イベントに参加／公園周辺の電柱きれいに

リサイクル燃料貯蔵（ＲＦＳ、青森県むつ市）は２６日、原子力発電所の使用済み燃料を初めて中間貯蔵施設「リサイクル燃料備蓄センター」（青森県むつ市）に受け入れたと発表した。東京電力柏崎刈羽原子力発電所の使用済み燃料６９体を輸送船とトレーラーで運搬し、約２日をかけて貯蔵建屋に到着した。１週間程度を予定する使用済み燃料の使用前事業者検査の後、原子力規制委員会から使用前確認証を受領しだい、１０月以降に同センターの操業が始まる。写真はキャスクに入れて輸送された使用済み燃料（東電ＨＤ提供）
2024/9/27

ＲＦＳで初の受け入れ　柏崎刈羽から使用済燃料／サイクル完成へ前進

量子科学技術研究開発機構（ＱＳＴ）発のスタートアップが、脱炭素社会に欠かせないリチウムの安定生産を可能にする独自技術の事業化に向けて歩みを進めている。社名はＬｉＳＴｉｅ（リスティー、青森県六ケ所村、星野毅ＣＥＯ兼ＣＴＯ）。使用済み蓄電池などから高効率、高純度、低コストにリチウムを回収する技術を持ち、今月上旬には２０２６年度を目標とする実証機の開発に取り組む実験施設を千葉県柏市に開設した。写真はラボに設置した実験装置について説明する星野ＣＥＯ
2024/9/26

ＱＳＴ発新興・リスティー、研究加速へラボ開設／蓄電池からリチウム回収

東北電力グループの東北ポートサービス（ＴＰＳ、仙台市、小野誠彦社長）は火力発電燃料の荷役や貯蔵管理を担い、「燃料荷役のエキスパート集団」として、電力の安定供給を支えている。近年は再生可能エネルギー電源の増加によって火力の役割が変わり、石炭の運用方法も変化している。同社の原町営業所（東北電力原町火力発電所）を取材した（写真は営業所の心臓部となる運炭管理室。陸揚げされた石炭を一時貯蔵する貯炭場の管理などを担う）
2024/9/25

光る知見、石炭荷役最前線／東北ポートサービス×原町火力

中部電力と関谷醸造（愛知県設楽町、関谷健社長）は、奥矢作第一水力発電所（同県豊田市）のトンネルで熟成した日本酒の蔵出しイベントを７、８日に現地で開いた。関谷醸造は春に醸造した特別純米酒「蓬莱泉　夢筺（ゆめこばこ）」＝写真＝を毎年この時期に出荷している。イベントでは住民や観光客にトンネル熟成酒を振る舞い、まろやかな味わいを楽しんでもらった
2024/9/24

奥矢作で貯蔵、トンネル熟成酒を蔵出し／中部電力、関谷醸造とイベント

中国電力は１９日、島根原子力発電所２号機の運転訓練の様子を公開した。運転員５人が参加。中央制御室とほぼ同じ構成の運転シミュレーターを使用した訓練に臨んだ
2024/9/20

再稼働控え、運転員訓練 島根２号機／原子炉冷却へ　冷静に対応

kyndryl

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