◆課題対処で現場と一体感
建設現場は限られた工期で工事を仕上げねばならない。法定時間内の労働だけでは完成にこぎつけないから、日々残業が発生する。
こうした建設業の労働問題に対し、時間外労働の上限規制がスタートした。業界にとっては働き方の変革を迫られる大きな課題だ。
「よく『24年問題』と言われるが、我々は問題とは思っていない。むしろ前に進む契機と捉えている」。三菱電機グループで、電設工事を手掛ける弘電社の田村誉嗣上席執行役員・関東支店長はこう話す。「後手に回らず、先取りで対応したい」と前向きだ。
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工期厳守を求められる建設現場は「当たり前」のように残業して工事を仕上げた。そんな業界の労働事情に変革を迫るのが時間外労働の上限規制だ。担い手不足や遅れがちな現場のデジタル化など、課題はほかにもある。これらの課題に向き合い、変わろうとする業界の「新時代」を取材した。(この連載は随時掲載します)
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