2024年5月4日土曜日
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電気工事・保安

[洋上風力建設・海上での闘い](下)基礎工法で高い優位性

2024/04/04 11面 

石狩湾の沖合で実証した浮体式のTLP係留基礎
◆東洋建設が着床、浮体式で技術開発
 ◇施工地域拡大/炭素中立へ官民連携

 ◇杭の打設不要に
 洋上風力の建設工事は風車の組み立てだけでなく、基礎部分の構造や工法も重要となる。基礎の種類によっては海底の奥深くまで杭を打ち込まねばならず、環境影響も大きくなる。東洋建設は着床式で「サクションバケット」と呼ばれる基礎工法の開発を日立造船と共同で進めている。水圧を利用し、釣り鐘型の基礎部分を海底に埋め込む工法だ。杭の打設が不要で幅広い海域に適用でき、着床式の導入ポテンシャルを高められる技術として期待される。



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