千葉県銚子沖の洋上風力発電設備 欧米で昨年、洋上風力発電の開発が停滞する事態に陥った。英国で発電事業者を選定する入札の不成立が起きた原因の一つが「世界的なインフレ」。日本でも、入札不成立を危惧する声が国の審議会で上がる。日本の入札方式では、落札した電力供給価格で事業者が実際に運転を開始する時期は5年以上も先。応札時点でFIP(フィード・イン・プレミアム)価格や事業コストを固める入札方式は、運転開始までに起こるインフレや為替変動といった経済情勢の変化をタイムリーに反映できず、事業者が「収支の見通しを立てにくい」と専門家は指摘する。 >>電子版を1カ月無料でお試し!! 試読キャンペーンはこちらから >>この記事の続きは『電気新聞』本紙または『電気新聞デジタル』でお読みください