北陸電力は２４日、能登半島地震で損傷した志賀原子力発電所２号機主変圧器の復旧方針を発表した。同発電所は現在、外部電源全５回線のうち、２号機主変圧器に接続する５０万Ｖ志賀中能登線２回線からの受電ができなくなっている。北陸電力は、主変圧器自体の復旧には長期間を要するとして、まずは移動式変電所などの既存設備を用いた対策工事を行って、２０２５年度上期までに全５回線からの受電を可能とする方針を示した。一方で、主変圧器の本復旧には設備全体の取り換えが必要だと説明。本復旧に向けた全体工程は検討中とした上で「変圧器製造に少なくても２年程度を要する」とした。
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