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新電力、先物取引じわり拡大/調達リスク軽減で経営改善

2024/02/22 1面 

◆料金固定しプラン差別化

 電力先物取引の活用が、新電力にじわりと広がり始めた。電力調達価格の値上がりに備えてリスクヘッジできる利点が浸透し始めたほか、イーレックスは電力先物を使って料金単価を固定する独自メニューも打ち出した。電力先物のノウハウの有無が、電源調達のリスク管理のみならず営業戦略にまで影響するフェーズに入りつつある。
 電力先物は先々の電力を固定価格で取引する。現物の電気を受け渡すのではなく、決済日が来たら日本卸電力取引所(JEPX)のスポット価格を参照して差額を決済する。



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