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かつて電力会社は総括原価と地域独占の下、確からしい需要予測を前提に長期契約でLNGを確保していた。スポット取引は多少の不足を補う位置付けだった。今や状況は様変わりした。自由化や脱炭素の進展、再生可能エネルギー導入、原子力再稼働…。LNG調達にとって不確実な要素しか見当たらず、旧来の運用では不足のみならず余剰リスクも増す。
「1つの予想に張るのは問題」(垣見祐二・和歌山大学客員教授)との言葉通り、将来が不確実だからこそLNG需要に関する複数シナリオ策定が重要になっている。民間ベースでは不確実性に対応するトレーディングが、発電事業者の優劣を左右する。
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