紀美野町の復旧現場を視察する世耕経産相(左)。右は復旧状況を説明する関西電力の土井副社長 世耕弘成経済産業大臣は、台風20、21号で甚大な被害を受けた和歌山県を15日に視察した。関西電力が台風21号の対応を検証する委員会を設置したことについては、「検証結果を全国の電力会社と共有することが重要になる」との考えを示した。 世耕大臣は気候変動による異常気象を原因とした災害が各地で頻繁に発生している状況に言及。その上で、「同じような被害が全国どこで発生してもおかしくない」と強調し、今後の検証結果を全国で役立てていく必要があるとした。 関電の復旧対応については、「都心部と異なり、山間部は電柱を一本一本復旧しなければならない大変な作業だが、よく頑張ってくれた」と評価。四国電力が高圧発電機車による応急送電を行っている現場を視察したことも踏まえ、「電力会社を超えた連携も機能した」と強調した。 >>電子版を1カ月無料でお試し!! 試読キャンペーンはこちらから