地震による土砂崩れの影響で倒れた電柱(8日、北海道厚真町の桜丘地区) 北海道胆振東部地震の震源に近い厚真町やむかわ町などでは、北海道電力の送配電設備も大きな被害を受けた。電柱などの支持物は、道路陥没に伴って倒れたり、土砂崩れによって土の中に埋まったりしている。復旧工事を急ぐにも、立ち入れない場所もまだ残っている。道内の停電戸数は14日正午時点で約140戸まで減ったが、完全な停電解消にはまだ時間がかかりそうだ。
今回の地震で、傾斜や流失などの被害から復旧できていない支持物は300本余り。電線や変圧器も含め、揺れの大きかった震源周辺では配電設備の被害が甚大だ。
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