［北海道地震］電事連・勝野会長「業界挙げ北海道支援」

◆「全域停電の原因究明を」
　電気事業連合会の勝野哲会長は１４日の定例会見で、６日の北海道胆振東部地震でエリア全域が一時停電したことを受け、需要家に陳謝するとともに、業界を挙げて北海道電力への要員・車両の支援を続け、供給維持に努める考えを強調した。近く電力広域的運営推進機関（広域機関）で始まる原因究明作業にも触れ、周波数の回復へ電力需要を強制的に遮断したものの全域停電に至った理由や、再生可能エネルギーの挙動について「検証頂きたい」と述べた。
　北海道電力が稼働した発電所の安定運転や供給力の積み増しに総力を挙げる中、勝野会長は「電力業界が一丸となり、新たな停電の発生を防ぐことが必要だ」と指摘。緊急停止した苫東厚真発電所１、２、４号機（石炭火力、計１６５万キロワット）の復旧に時間がかかり「厳しい電力需給が続く」として、需要家に節電への協力を要請した。

>>電子版を1カ月無料でお試し!!　試読キャンペーンはこちらから