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総合・原子力

[北海道地震]全道停電、泊停止の長期化に一因/原子力「使わぬリスク」顕在化

2018/09/11 2面 

◆東工大・奈良林特任教授ら指摘
 北海道胆振東部地震では、電力会社の供給エリア全体が停電となる初の事態となった。この大規模停電が発生した直接的な要因は、北海道電力苫東厚真発電所(石炭火力、計165万キロワット)で3基全てが緊急停止したこととされる。地震発生時、同発電所は北海道電力エリアの需要の半分以上の供給力を担っていたことで、需要規模に対する電源の一極集中を問題視する論調も聞かれる。そうした中、専門家からは停止中の原子力である泊発電所(計207万キロワット)の「動かさないリスク」が、今回の大規模停電によって顕在化したとの見方も出ている。



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