ＪＥＲＡ、電力小売に参入／需要家と脱炭素化で連携

2024/05/28 1面

「ＪＥＲＡクロス」の枠組み※クリックで拡大します

　ＪＥＲＡは２７日、脱炭素事業コンサルティングと、脱炭素電力の小売をトータルで提供する子会社を設立したと発表した。マッキンゼー協力の下、顧客企業の経営層と新たな脱炭素ビジネスを生み出す。新事業に必要な電力は、子会社を通じて供給。日本のＧＸ（グリーントランスフォーメーション）をいち早くリードするため、自ら需要家との接点を持つ。データセンター業や小売業など、脱炭素目標を定める全企業がターゲット。２０２７年までに７０社を支援したい考え。
　１００％出資の「ＪＥＲＡクロス」を昨年４月に設立した。６月１日から本格的に営業を始める。ＪＥＲＡからの出向者やプロパー社員など約３０人体制で事業を始め、必要に応じて人員を拡大する。社長は、ＪＥＲＡの森崎宏一常務執行役員が務める。

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