名古屋大学、岐阜大学、日本原子力研究開発機構、積水化学工業と中部電力は２２日、地震で発生した岩盤の亀裂をふさぐ実証試験に世界で初めて成功したと発表した。５者は炭酸カルシウムを主成分とする「コンクリーション化剤」を開発。岩盤の亀裂を通る地下水の湧水（透水性）を１０００分の１に抑えた。
コンクリーション化剤は、高レベル放射性廃棄物の地層処分や二酸化炭素（ＣＯ２）の地下貯留に使う。道路・鉄道トンネルの周辺岩盤・鉱山掘削にも展開できる。数年以内の実用化を目指す。
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