経済産業省は、大気中から二酸化炭素（ＣＯ２）を直接回収する技術「ＤＡＣ」分野の産業創出に向け、方向性を示すロードマップを策定する。有識者らを委員とした経産省のＤＡＣワーキンググループ（ＷＧ）で検討し、６月末に議論を取りまとめる予定。ＤＡＣ産業を育て、脱炭素と産業競争力強化の同時実現につなげる。
ＷＧでは、２０３０年までの短期、３０年以降の長期でＤＡＣ産業の将来像を描く。供給面の裾野拡大や市場形成初期の需要創出策をはじめ、既存技術を大きく上回るエネルギー効率を実現可能な革新的技術の研究開発などを論点に検討する。
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