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[新市場始動前夜](上)調整力調達、リスクは

2024/03/28 1面 

調達量の効率化のイメージ
調達量の効率化のイメージ※画像クリックで拡大します
◆量の「未達」が常態化/「脱公募」に不安要素も

 一連の電力システム改革を踏まえて整備された市場の役割や仕組みが2024年度に大きく変わる。一つが将来の供給力(キロワット)を確保する容量市場で、4年前のオークションの落札分が実際に提供されるフェーズに入る。もう一つが、出力の変化速度(デルタキロワット)を一般送配電事業者が調整力として取引する需給調整市場だ。
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 電力業界にとって24年度は「転換点」とも形容される。調整力の調達はエリアごとの公募が終了し、全て市場原理に委ねられることになる。電力関係者の間では調整力が不足したり、調達費用が上ぶれたりすることを危惧する声が根強い。これまで課題を先取りした制度設計が進められてきたものの、果たして残存するリスクはないか。関係機関に取材し変わりゆく市場の今を追った。



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