北海道~東北~東京間の日本海側をつなぐ高圧直流送電(HVDC)の敷設と、関門連系線増強の2つの系統整備計画に対し、再考を求める声が日増しに高まっている。国の審議会では、再生可能エネルギーの出力制御の抑制量がわずかにとどまる点を捉え、複数の委員が整備効果を疑問視。「現時点では基本的に整備してはいけないもの」といった声も上がっている。経済産業省は、金額に置き換えられない「定性的効果」を持ち出して増強の必要性を訴える構えだが、具体化の過程にはなお曲折が予想される。
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