◇主筆・佐藤貞
半世紀前、第1次オイルショックの原油価格暴騰で発電の約8割を石油に頼っていた電力各社の経営は破綻寸前に陥った。「狂乱物価」の時代、公共料金凍結を望む声も強かったが、時の首相田中角栄は1974年3月「基幹産業を蛇の生殺しにはしておけない」と電気料金値上げを決断。電力9社は6月、平均で電灯28.59%、電力73.95%の値上げを実施した。
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