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[岐路に立つ電力ビジネス]第二部・危機下のエネルギー政策(9)

2024/02/26 1面 

約5000億円の負担を電力10社が被るいびつな構造が生まれた
約5000億円の負担を電力10社が被るいびつな構造が生まれた※クリックで拡大します
◆規制料金、在り方は…誰のため?問われる意義/大手負担重く、ゆがむ競争
 「政府は全面自由化と言っておきながら、規制料金を存続させている。非常に中途半端だ」(国民民主党の玉木雄一郎代表)
 ◇燃料高騰が直撃
 2016年4月の小売全面自由化からもうすぐ8年が経とうとしているが、低圧規制料金は経過措置の名の下で今も存続し続ける。ロシアがウクライナに侵攻した22年には、規制料金に適用される燃料費調整制度と合わせ、その弊害が一気に露呈した。
 各みなし小売電気事業者が燃料価格高騰分を転嫁できる上限を突破し、規制料金が最も安い料金メニューとして存在するいびつな状況となった。上限を超えた分のコスト負担が、各みなし小売りにとって重荷になる一方、新電力からも多くの顧客がみなし小売りに流れる事態を招いた。



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