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除 染

車両除染技術の開発

株式会社E&Eテクノサービス

Treppe-ex(とれっぺ-ex)

E&Eテクノサービス(茨城県ひたちなか市、岸和田勝実社長)は、原子力を中心としたエネルギー開発分野から除染、廃棄物の処理など環境分野における開発まで、「環境とエネルギーに技術で貢献する」を目標として技術開発に取り組んでいる。この成果を基に、原子力施設内における各種業務および放射線の取り扱いなどについて、豊富な経験を生かした事業を展開している。東日本大震災以降は特に、車両の除染や放射能測定・モニタリングなどに注力している。

環境中に放出された放射性セシウムの影響は、生活に広く及んでおり、土壌、生活水、居住環境については、今まで多くの技術検討や試験が行われ除染作業も進められている。しかし、我々の生活において重要な役割を持つ車両については、除染を行うための有効な手段がないため、汚染による健康への影響が懸念されるだけでなく、中古車市場への様々な影響や廃車時の廃棄物処理なども問題となってきている。

このため同社では、長年の経験によるモニタリング技術により車両の汚染部位について徹底的に調査を行い、車両汚染の最も高い部位がラジエター部であることを突き止めた。このラジエターの汚染は、ラジエターの高熱化に伴う焼付きによる固着汚染で、高圧洗浄水では除染を行うことはできなかった。

同社では、このラジエターの除染方法について開発を進め、ラジエターなどのアルミ製熱交換器の除染を行うための装置として「Treppe-ex(とれっぺ-ex)」を開発し、商品化(特許出願中)に成功した。「Treppe-ex(とれっぺ-ex)」と同社で開発した特殊な除染液と組み合わせることで、ラジエターやコンデンサーの汚染を30分の洗浄で98%まで落とすことが可能となったという。

問い合わせ先は、同社ホームページ(www.e-ets.co.jp)か、同社事業展開部技術開発部 電話029(219)5187。

お問い合わせ先

株式会社E&Eテクノサービス外部リンク http://www.e-ets.co.jp/index.html

住所:〒312-0003 茨城県ひたちなか市足崎西原1476-19

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