【競技を終えて】
競技を終えインタビューを受ける鶴岡高専チーム。「大変ではあったのですが、来年も参加したいぐらい楽しかったです」と笑顔に。ロボット製作にあたっては「少しずつ少しずつできることを確実にしてゆくことが重要なんだと身にしみて感じた」「(プログラム、電気など)いろいろな知識が必要になると知り、ロボットの奥深さを知ることができた」と話した。他チームでも機体、電気、プログラムなどそれぞれが担当する専門技術を合わせるチームワークが重要だったとの感想が多かった。

【興味は尽きず】
競技を終え、お互いのロボットについて語り合う一関高専と舞鶴高専の選手たち。一関高専がロボットに組み込んだ自動地図作製と自己位置推定を行う「SLAM」技術の説明を受け「自分たちも取り入れてみたい」(舞鶴高専)と興味津々。舞鶴高専のロボットに対して一関高専は、随所の工夫や工作技術の高さに感嘆の声を上げていた。

【海外から4大会ぶりに】
新型コロナ感染症まん延の影響で控えられていた海外からの参加も復活、4大会ぶりにマレーシア工科大学が参戦した。本番前日にケーブルが断線するなどのトラブルもあったが、障害物のグレーチングを四苦八苦しながら乗り越えていった姿には観客から歓声が上がっていた。

【悔しくとも成果を言葉にして】

地元から毎年参加する福島高専。惜しくもプログラムがうまくいかず、動かすことができなかった。競技の時間はプレゼンテーションに使い、込めた思いを語った。競技後のインタビューでは「去年より進歩した部分がたくさんあったので、デモンストレーションしながら言葉で説明できたことは意義があった」と話した。
【惜しみない拍手】
審査を待つ間、各チームはマイクを持ちプレゼンテーションを行った。競技を完遂できほっとしたチームも、実力を出し切れなかったチームも、ロボットに込めた思いを言葉にかえていく。最後にはそれぞれに観客から惜しみない拍手が送られた。
