関西電力子会社で分散型電源の市場運用を手掛けるE―Flow(イー・フロー、大阪市、川口公一社長)は24日、再生可能エネルギーアグリゲーションサービスを始めると発表した。イー・フローが再エネ発電事業者に代わり、発電量の予測や発電・販売計画の策定などの需給管理やインバランス精算業務を担う。第1弾として、関西や東京など全国約20カ所で太陽光発電所を所有・運営する発電事業者の電力を20年間、パナソニック子会社に供給するプロジェクトを2月から開始する。

 イー・フローは自社の分散型電源サービスプラットフォームを活用し、太陽光の発電量予測から発電・販売計画を策定。電力広域的運営推進機関(広域機関)への計画の提出やインバランスリスクのヘッジ業務なども代行する。

 最初の案件は関西、東京、北海道、中部など国内6エリアで計約20カ所(総出力約1万2千キロワット)の太陽光発電所を運営する事業者と、小売電気事業者のパナソニックオペレーショナルエクセレンス(大阪府門真市、佐藤基嗣社長)との仲介業務をイー・フローが手掛ける。今回のプロジェクトの年間発電電力量は約1800万キロワット時を想定。発電電力量に応じて再エネ事業者からイー・フローが手数料を得る。契約期間は20年。

 イー・フローは(1)VPP(仮想発電所)(2)系統用蓄電池の運用(3)再エネアグリゲーション――の各事業を手掛ける、関電100%子会社として2023年4月に発足した。

電気新聞2024年1月25日