SkyDriveの「空飛ぶクルマ」実機

 関西電力は27日、大阪府の「空飛ぶクルマ」実証に参画すると発表した。府は2025年大阪・関西万博での実装を目指しており、その実現に向けた取り組みの第1弾。10月からドローンの海上飛行実演と、SkyDrive(東京都新宿区、福澤知浩社長)の実機展示を大阪市のベイエリアで実施。最適な充電方法の検討や、社会受容性についての調査などを行う。

 10月からの実証で関電は、ドローンを活用し電池消費量分析や充電関係の検証を行う。SkyDriveの機体は国内初の有人飛行に成功したものだが、今回は飛行せず、展示と説明により一般モニターの意識の変化などを調べる。このほか大林組、東京海上日動火災保険、近鉄グループホールディングスが参画する。

 万博へ向けて府は産官学からなる「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を設置。吉村洋文知事は関西国際空港などから会場の夢洲へ「ひとっ飛び」する構想を示す。一方、関電は陸海空の交通電動化による事業成長と脱炭素を目指し「“eモビリティ”ビジョン」を19年に制定している。実証に参画する各者は事業化可能性を確認し、空飛ぶクルマの実用化につなげたい考えだ。

電気新聞2021年8月30日