ABBジャパンは、水素製造装置向け整流器の累計販売台数を2027年までに現在の約20台から約150台に引き上げたい考えだ。世界シェア1位を誇るインバーターと部品を共通化し、製造コストの削減や納期の短縮で差別化を図る。従来取引実績がある産業部門などで拡販につなげ、日本市場で約10%のシェア獲得を目指す。
水素製造装置向け整流器は、電解槽に安定した直流電流を供給するための装置で、ABBジャパンは22年から日本企業向けに販売している。現在までの累計販売台数は国内・国外設置がそれぞれ約10台ずつ。27年までに国内設置50台、国外設置100台の販売を目指す。