清水 精太氏 「遅い者が負ける」。東京ガスのCDO(最高デジタル責任者)に就任した清水精太常務執行役員は、日々革新が進むデジタル技術の活用についてこう言い切る。清水氏は業務効率化のみならず、自ら立ち上げを主導したソリューション事業ブランド「IGNITURE(イグニチャー)」の成長など収益拡大に向けて東ガスのデジタル化を牽引する。M&A(企業の買収・合併)の検討も積極的に進める構えだ。
◆デジタル化で収益拡大/成長加速へM&Aも検討
――就任の抱負を。
「『秒進分歩』で進歩するデジタル技術をどう取り込み、変革につなげるか。全社に横串を通して方向性を決めるため、中心に立って牽引する役割にやりがいを感じている」