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「稼ぐ力」がついてきた/SMBC日興証券・神近広二氏
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神近 広二氏
 大手電力の2024年度は総合的に良い決算だったと評価している。対前年では減益の会社が多いが、23年度のタイムラグ影響が剥落することは見えていた。それでも高水準の利益が出せているのは、「稼ぐ力」がついてきた一つの証拠と認識している。
 注目しているのが期初予想に対し、ほぼ全社で上振れたこと。気温影響の追い風を除いても、需給運用がうまくいった。卸電力市場の活用などに加え競争対応の原資を必要以上に使わないなど、しっかり上振れをつくれたことが実力利益の切り上げにつながった。

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