文字サイズ
データセンター廃熱、どう利用?/東電HD、工場に供給へ
5/28(1面)

サーバーを模したヒーターからヒートシンクを介して熱を得る実験装置。熱を取得しやすいヒートシンクの構造を研究している
空間の温度を表示する空間サーモグラフィーの試作機
 東京電力ホールディングス(HD)は、データセンターが出す熱に着目した研究に乗り出している。サーバーを効率的に冷却するため、熱だまりがわかる可搬型の空間サーモグラフィーを開発しているほか、サーバーの高温廃熱を産業用に利用する技術も研究する。データセンターは電力消費を引き上げる要因だが、こうした研究が実用化できれば、省エネやエネルギー利用の高度化につながる。高温廃熱の利用は2027年度の実用化を目指す。

subscribe digital db

↑

close