【小口径アクセスの様子】


 こちらは「小口径配管」からのアクセスで、スタート位置にロボットをセットする様子(テストラン時)。写真の呉高専は、対象物を回収する小型のロボットと、それを送り出すロボットも製作した。手違いから、競技に臨んだロボットは約一週間で製作したそうだ。いずれのチームからも、限られた時間で思いを実現する苦労が聞かれるが、同時に「仲間とともにやりくりし、考えを形にするのは、こうした大会ならではの貴重な機会」だとかみしめていた。

【直前まで改良を】


 テスト走行で改善点をあぶり出し、本番直前まで改良を重ねる各チーム。可搬型の3Dプリンターを会場に持ち込むチームも多く見受けられた(写真は一関高専の藤原研究室Bチーム)。走行機構の高さが足りないことからスペーサーを製作するチーム、カメラの保持具を作るチームなど、臨機応変に活用していた。

【お互いにたたえ合い】


 審査を待つ間には、出場したロボットが並べられ、選手たちや観客が語り会った。本番では発揮できなかったアイデア、仕組みを間近で披露する。観客の中には、ロボットを製作したいという地元小学生もいて、熱心に見て回っていた。選手同士も互いの取り組みへの興味が尽きない。

大会の様子は動画サイト(以下)で公開されている。
https://www.youtube.com/watch?v=QZMQ4ujPy4g





【受賞校一覧】

表彰名

高専名

チーム名

文部科学大臣賞
(最優秀賞)

小山工業高等専門学校

小山高専廃炉ロボット
製作チーム2024

福島県知事賞
(優秀賞)

旭川工業高等専門学校

旭川高専廃炉ロボット
研究会

高専機構理事長賞
(アイディア賞)

鶴岡工業高等専門学校

鶴岡高専Gチーム

原子力機構機構理事長賞
(技術賞)

茨城工業高等専門学校

茨城高専平澤研究室

アトックス賞

舞鶴工業高等専門学校

舞鶴High↑Low↓研究会

日立GEニュークリア
・エナジー賞

熊本高等専門学校
熊本キャンパス

熊本高専熊本キャンパス
ロボコン部Bチーム

東京エネシス賞

福島工業高等専門学校

福島廃炉研究会

アスム賞

サレジオ工業高等専門
学校

サレジオ工業高等専門学校廃炉創造ロボコンチーム

東芝エネルギー
システムズ賞

富山高等専門学校
本郷キャンパス

KANEKENS

ビーエイブル賞

熊本高等専門学校
熊本キャンパス

熊本高専熊本キャンパス
ロボコン部Aチーム

 

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