テープカットで開所を祝う島田社長(左から3人目)と福田市長(同4人目)ら

 東芝は26日、研究開発の新拠点「イノベーション・パレット」の開所記念式典を開いた。小向事業所(川崎市)で「多様な人材と技術が集い共創する」空間を目指し、約340億円を投じ整備を進めていた。式典で島田太郎社長は「ここは東芝にとって特別な場所。世界に全くない新しい技術を次々生み出してきた」と強調。新棟でも、カーボンニュートラルや量子分野で世界をリードする技術に挑む姿勢を示した。川崎市の福田紀彦市長は「『川崎発の世界初』の発信を、心から祈念する」とエールを寄せた。

電気新聞2024年2月27日