東北電力は30日、東北電力グループの経営計画体系を従来の3カ年の中期計画から単年度計画に見直したと発表した。2030年代のありたい姿を示した「よりそうnext+PLUS」からバックキャストする形を取ることで、機動性の高い経営管理や事業展開を図る。これに伴い、25年度の経営計画も公表。グリーンビジネス領域を強化する方向性を示した。
「2025年度東北電力グループ経営計画」では、(1)収益拡大に向けた事業展開(2)成長に資する戦略的な投資(3)持続的な経営基盤の強化――の3つを掲げた。収益拡大に向けて特に注力する事業にグリーンビジネス領域などを列挙。コーポレートPPA(電力購入契約)サービスの販売強化のほか、蓄電池などを活用したサービス提案などに取り組む。