原子力規制委員会は30日の定例会合で、九州電力が玄海原子力発電所4号機に高燃焼度燃料を導入するための原子炉設置変更許可申請に対する審査書案を取りまとめた。原子力委員会と経済産業相への意見聴取を経て、正式に原子炉設置変更許可を下す見込み。同社は2028年度に玄海4号機へ高燃焼度燃料を導入する計画だ。
高燃焼度燃料は使用済み燃料の発生量を減らすため、ウラン235の濃縮度を高くするなどして長期間使えるようにしたもの。川内原子力発電所など他の稼働中のPWR(加圧水型軽水炉)プラントで使用されている。