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プラズマの挙動、核融合安定化へ高精度予測/QSTとNTT
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 量子科学技術研究開発機構(QST)とNTTは17日、核融合の実用化につながる高度なプラズマ予測手法を確立したと発表した。AI(人工知能)を用いたこの手法を核融合実験装置「JT―60SA」に適用、逐次変化するプラズマの位置や形状を高精度に再現することに成功。トカマク型核融合炉の課題だったプラズマの不安定性を未然に予測し、リアルタイムで最適に制御する見通しが得られた。
 QSTとNTTは、2020年に連携協定を締結。核融合をはじめとした革新的な環境エネルギー技術の創出を目指す共同研究を実施しており、今回の成果もその一環となる。

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