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未来の配電、次世代に/東北NW「文化伝承室」刷新から1年
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「未来の配電技術」のブースを設置した配電文化伝承室(南相馬市)
 東北電力ネットワーク総合研修センター(福島県南相馬市)に設置した「配電文化伝承室」が2024年にリニューアルして1年を迎える。配電部門に配属された新入社員に安定供給の使命を伝える施設として活用されてきた。昨年のリニューアルでは従来の展示に加え「未来の配電技術」と題したブースを設置。DX(デジタルトランスフォーメーション)や新規事業などを紹介し、将来に向かって配電事業が進化する姿を新入社員らに発信している。

◆新入社員、DX学んで/作業効率化も
 配電文化伝承室は09年に開設し、来場者は1千人を超えた。来場者を真っ先に迎えるのは「謙虚 誠実 努力」の書。配電畑一筋に歩み、東北電力副社長、ユアテック会長などを務めた矢萩保雄氏の揮毫(きごう)で、配電技術者として大切にすべき心得を示している。

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