◇今回の登壇者/森・濱田松本法律事務所弁護士 市村拓斗氏

 いちむら・たくと 2008年早大法科大学院修了、09年弁護士登録、森・濱田松本法律事務所入所。経済産業省・資源エネルギー庁への3度の出向など政策立案にも深く関与。政府審議会はじめ各種委員なども多数務める。

<今回の論点>

 今後の電力需要増加に見合った脱炭素供給力の確保は最大の課題となっている。これには国全体で中長期的に供給力・調整力が「どこに、どの程度」必要かといった検討が重要。筆者が想定する「電源版マスタープラン」では、例えば(1)脱炭素長期固定電源(2)脱炭素調整力/慣性力電源(3)自然変動電源――などの枠組みで、全国およびエリアごとに5年単位で新設・リプレースの見通しを示し、その後も各見通しを補正、提示し直すことが重要となる。長期脱炭素電源オークションなどもこれらの見通しを踏まえ、それぞれの価値・機能・時宜に合致した電源を、どの程度募集するかを議論する必要があると考える。

≪ 前へ 1 2 3 4 5 6