弘前大学発スタートアップでリチウム資源の採掘に取り組むリキューブ(青森県弘前市、佐々木一哉代表取締役CEO)は国内外の投資家から資金を集め、米テキサス州で実証プラントを建設する。油田の石油排水からリチウム資源を効率的に回収・抽出する技術を確立させ、全世界への事業展開を見据えた調査を進める。同社は17日、日米英の投資家から計10億円の資金調達が完了したと発表した。
リキューブの母体となる弘前大は、「電気透析」と呼ばれる技術を用いてリチウムを高速かつ省エネルギーで回収する技術の研究を進めてきた。…