特設サイトには学生の投稿動画に加え、中国電力シンボルスポーツ部からのアドバイス動画も

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、高校・中学総体など学生スポーツ大会が中止となった今年の夏。これまで努力してきた成果を発揮する場所が失われ、つらい思いをした学生も多かった。そんな中でアクションを起こしたのは、長年スポーツ振興活動に力を入れてきた中国電力だ。特設サイトを通じて、学生が練習の成果などを披露する「スポ夏動画」を募集。88件もの動画が投稿されるなど大きな反響を呼んでいる。

 この企画の名称は「『スポ夏の思い出』プロジェクト」。特設サイトでは「スポ夏動画」の募集に加えて、中国電力シンボルスポーツ(陸上競技、女子卓球、ラグビー)部選手による「応援メッセージ」や「オススメ夏トレメニュー」などを動画配信している。中電工陸上競技部、広島日野自動車女子卓球部、マツダラグビー部の選手らも動画に出演し、地域の実業団チームが一丸となって、学生スポーツを盛り上げている。

 学生からの「スポ夏動画」では、野球、サッカー、陸上、卓球、ラグビー、ダンス、弓道、相撲などの運動部に加え電気研究、機械研究、新聞、放送など文化部からも投稿が寄せられた。夏の大会に向けて準備してきたプレーや作品を披露しているほか、練習の様子を撮影した部活紹介動画なども掲載。学生たちの元気あふれる動画を広く紹介している。

 新聞やテレビ、ラジオで紹介されたこともあり、投稿動画の総再生回数は28日時点で約5万回まで増加した。学生からの投稿動画に対し、中国電力の選手がアドバイスを送る動画をアップするなど、インターネット上ならではの交流もあった。

特設サイトURL 
http://hfm.jp/sp/sponatsu/

電気新聞2020年9月29日