◇今回の登壇者/日本卸電力取引所(JEPX)企画業務部長 國松亮一氏

 くにまつ・りょういち 1993年アクセンチュア入社。日本卸電力取引所設立にコンサルタントとして携わり、2004年入所。15年から現職。

<今回の論点>

 2005年4月の取引開始から20年の間に、日本の卸電力市場の基盤は欧州に比肩する規模に成長した。市場がきちんと機能するために重要な要素の一つは取引の自由で、売り手と買い手の双方が利益を追い求めて自由に取引することで、適正な価格が形成される。価格や量などの規制が強すぎたり、国が将来の収入を約束するような仕組みを導入したりすれば、こうした市場化の効果が失われる。取引所の使命は、使い勝手のいい取引基盤を安定して提供することである。取引参加者がそれを利用し、利益の最大化に向けて努力することが、市場や電気事業の持続的な発展につながる。

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