<配管職種>

 上下水道、給排水衛生設備など日常生活になくてはならない設備を、様々な種類の配管や継ぎ手を組み合わせて工事する仕事。蛇口をひねれば当たり前のように安全できれいな水が出ることも、確実な施工に支えられている。競技では「給水配管」「給湯配管」「排水・通気配管」の3種類を製作。支給される材料を切断したり、接合したりして時間内に組み立てる。水漏れがないのはもちろん、ミリ単位での寸法あわせを求められる緻密な作業だ。
【金賞】
 配管職種では、西原工事の松本斗我さんが金賞に輝いた。写真は競技中の松本さん(左)と金メダル獲得が決まり、表彰台へ堂々と向かう松本さん



【銀賞】
 銀賞を獲得したのは関電工の松浦幸希さん(写真)、千代田設備の山崎光さん。随所に技術の高さを示した。



【銅賞】
 銅賞には3人。武田機工の池田広翔さん、西原工事の平良咲都さん(写真)、高橋怜冴さんがメダルを獲得した。



【来年、そして世界大会へ】

 次回の全国大会は2025年10月17日から20日を主要日程に、同じ愛知県国際展示場で行われることが決まっている。来年の全国大会は、26年9月に中国・上海で開催される技能五輪世界大会への選考も行われる大会となり、一層注目されることだろう。さらに世界大会は、28年11月に愛知県で開催されることが決まっている。技術者の研鑽(けんさん)の場として最高峰の舞台であることはもちろん、多くの人に、技能の世界を知ってもらう好機になるはずだ。

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