第62回技能五輪全国大会が11月22日から25日を主要日程に、愛知県常滑市の愛知県国際展示場などで開催された。全41職種で競技が行われ、約1000人の若手技能者が腕を競い合った。電力系電気工事会社からは、電工、配管、情報ネットワーク施工の3職種に8社51人が出場。選手の所属する企業や団体の応援団をはじめ、家族や学生など多くの観客が見守る中、磨き上げた技術を披露した。3職種で躍動した選手たちの雄姿を伝える。【文:林史子、写真:山口翔平】


<電工職種>

 生活に欠かせない照明や工場の機械に電力を送るための電線を張り巡らせたり、スイッチやコンセントを取り付けたりするのが主な仕事。ミスがあると停電や火災を招く危険性もあるため、確実な作業が求められる。競技では施工条件に従って、正確かつきれいに仕上げるのがポイントになる。今年度は選手が自ら回路の配置を考える課題も出題されるなど、近年は国際大会を意識してより臨機応変な対応力が問われる構成に変わってきている。
【金賞】
 電工職種で金メダルを獲得したのは、きんでんの常本雅哉さん。表彰式でメダルを授与され、仲間たちと健闘をたたえ合った(左写真の中央が常本さん)。右写真は、競技終了後の常本さんの作品。限られた時間で整然と回路を構築した。


【銀賞は3人に】

トーエネックの片山翔太さん
(写真上)
トーエネックの河合周さん
(同左下)
きんでんの安立龍矢さん
(同右下)
に銀賞が授与された。





【銅賞も3人】
銅賞も3人が獲得した。
中電工の加嶋竜也さん
(写真右)
きんでんの上畑宇宙さん
(同左)
ユアテックの千葉悠生さん
(同下)








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