四国電力、東京農工大学など4者は23日、「発電菌」と呼ばれる土壌微生物が生み出す微量の電気を利用する実証試験を、愛媛県内のみかん園地で9月から開始すると発表した。東京農工大は発電菌の電気を効率的・安定的に取り出す研究に取り組んでおり、実験室レベルで一定の発電に成功している。今回は実際の農地に「微生物燃料電池」を設置し発電状況などを確認する。将来的には発電菌の電気をセンサーの動作や通信などに利用し、農業のスマート化や防災への活用を目指す。

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