ユーラスエナジーホールディングスが開発する日本最大規模の陸上風力発電所「芦川ウインドファーム」(北海道豊富町)が、来年春の運転開始に向け建設工事が大詰めを迎えている。施工を担うのは、風力建設市場でトップシェアを誇る清水建設だ。同社は昨年10月に完成し、陸上風車建設用で国内最大となる新型の移動式タワークレーンを現場に初導入。8日に風車の据え付け現場を公開し、雨と霧の影響をものともせず安全に作業を完了させた。
清水建設が施工を進める芦川ウインドファームは、総出力12万8800キロワット。単機出力4300キロワットの風車31基を設置する。2つの区画に分かれており、北側が16基で今年1月に運開。現在、南側で15基の設置を進めており、来年春の運開を目指している。
電気新聞2024年8月9日
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