高電圧遮断機の造形を原寸大で間近に
高電圧遮断機の造形を原寸大で間近に

 電気が使える「ウラガワ」をご存じですか?――。三菱電機は12月20日から、同社のイベント施設「メトアギンザ」(東京・銀座)で「あたりまえの『ウラガワ』展」を開催している。電気といった日常生活を支える技術に焦点を当てる内容だ。電気について紹介するコーナーは原寸大のタービンの断面や、高電圧遮断器の模型を展示。電気が届く仕組みについて理解を深めるためのコンテンツも用意した。期間は3月5日まで。入場料は無料で、午前11時から午後9時まで入場できる。

 電気について紹介するのは「電気のウラガワ」と題したコーナー。同社が手掛ける高電圧遮断器の造形や美しさを楽しめるよう、タービンと共に原寸大の模型を用意した。

タービン
原寸大のタービン模型

 壁一面に広がるスクリーンには、夜の街を鮮やかに投影。幻想的な空間を演出している。会場にあるタブレットを持ってフロアを歩くことで、クイズや解説を楽しみながら電気が届く仕組みを学べる仕掛けも用意している。

 スマートフォンの基盤をつくるレーザー加工機について紹介するコーナーも設置。同社のレーザー加工機が誇る微細な穴を的確に開ける技術をPRしている。この技術で約5ミリメートル四方の銅箔板に、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」といった絵画を描いた作品を数多く展示している。

 大型映像装置についても紹介。同社が阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)などに納入している「オーロラビジョン」の一部を間近で見ることができる。

電気新聞2018年12月25日