省エネルギーセンター(藤洋作会長)は31日、「2023年度省エネ大賞」の表彰式をTOC有明(東京都江東区)で開いた。23年度は計63件が受賞し、最高位の経済産業大臣賞には10件が選ばれた。式典では、受賞者に経産省の吉田宣弘大臣政務官や藤会長らが表彰状や記念のトロフィーを贈呈し、その栄誉をたたえた。
式典は、近郊の東京ビッグサイトで同日開幕したエネルギー関連の総合展示会「ENEX」に併せて開催した。ENEX会場には「アワードコーナー」を設け、受賞内容の展示も行っている。
冒頭あいさつした藤会長は、50年のカーボンニュートラル実現に向けた対応が「待ったなし」になっていると指摘。省エネを「第一の燃料」と捉え、徹底していくことが不可欠と強調した。受賞者には先駆者として、「引き続きリーダーシップを発揮し、省エネの進展に貢献頂きたい」と呼び掛けた。
23年度の経産大臣賞は省エネ事例部門で5件、製品・ビジネスモデル部門で5件が受賞。前者は関電工を含むグループによる省エネと快適性を両立した研究施設、後者は富士電機の省エネ性に優れた飲料用自動販売機などが選ばれた。
電気新聞2024年2月1日
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