東京電力パワーグリッド(PG)エリアは18日、最大電力が今夏最大の5527万キロワット(速報値、午後2時台)となった。使用率ピークも93%(同、午前8時台)で今夏最も厳しかった。東電PGは夏季追加公募電源の市場供出、電源I’発動、電源II火力発電所増出力の需給対策を実施。東京電力エナジーパートナー(EP)は午後4~7時、節電ポイントを1キロワット時当たり5ポイント付与する家庭向けDR(デマンドレスポンス)を発動した。
18日の東京エリアは、千葉県木更津市で7月の観測史上最高を更新するなど厳しい暑さに見舞われ、冷房需要が増加した。
東電PGは午後3~6時、今年度3回目となる電源I’を71万キロワット発動。電源IIの火力増出力運転による効果量は最大42万キロワットを織り込んだ。夏季追加公募電源58万1千キロワットは引き続き市場に供出している。
太陽光発電は最大1308万キロワット(速報値、午前11時台)稼働した。
東電EPは今夏2回目の家庭向けDRを発動。正午頃に顧客へ通知メールを発信した。
当日に通知して実施するDRは、今夏初となった。
電気新聞2023年7月19日
>>電子版を1カ月無料でお試し!! 試読キャンペーンはこちらから