送配電工事における人材確保・育成を目的に北陸電力が中心となって組織した企業グループ「Ｅリーグ北陸」が、特設サイト「Ｓｏ―Ｈｉｇｈ」を開設し、高校生向けに、送配電工事会社の使命や魅力を紹介するショートムービーを公開中だ。
就職に悩む高校３年生の男女が、先輩や教師などとの会話を通して、送配電工事会社の社会的使命や仕事内容を理解し、やがて就職を決意するというストーリー。軽妙な楽曲も高校生の「親しみやすさ」に効果を与えている。
フレーズの「Ｓｏ―Ｈｉｇｈ」は、送配電工事業の「送配」と「高い」社会的貢献度、使命感、達成感などをイメージする「ｓｏ ｈｉｇｈ」を掛け合わせた。ポスターやパンフレットも合わせて制作し、送配電工事業の認知度向上とイメージアップを狙う戦略だ。
北陸電力のエリアでは、高度経済成長期に設置した送配電設備が経年化しており、改修工事に向けた「施工力」の確保が課題となっている。また、送配電工事業の人材確保も課題だ。
そこで北陸電力は２０１５年７月、送配電工事会社とともに「Ｅリーグ北陸」を立ち上げた。これまでに若手人材の確保に向けたＰＲパンフレットや動画を制作し、加盟各社が活用している。今回の特設サイトは、採用拡大に向けた新たなリクルート戦略として、訴求効果が期待されている。
特設サイトのＵＲＬは以下の通り。https://sohigh.jp/
電気新聞２０１８年３月２日
