国内飲食店初の認証

 
 北海道電力が道外で、建築物のZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)仕様化支援事業に乗り出した。1月中に改修を終える讃岐うどん専門店「丸亀製麺鈴鹿店」(三重県鈴鹿市)で、省エネルギー手法の提案や店舗設計の助言、補助金の申請支援を手掛けた。ZEB仕様化への支援業務を担う「ZEBプランナー」に北海道電力が登録された2018年2月以降、同社として初めての道外案件となる。

 丸亀製麺鈴鹿店は高効率ヒートポンプ給湯機、LED照明、太陽光発電などを導入した。「省エネ+創エネ」で建物全てのエネルギーを賄うZEBの認証を、国内飲食店で初めて昨年12月21日に取得している。建物の1次エネルギー年間消費量の削減率に応じて4ランクに分かれる認証の中で最上位のZEB認証となる。

 北海道電力は、全国の大手電力・ガス会社で初めてZEBプランナーに登録された。それ以降は、ZEB仕様化へのコンサルティングを積極的に展開している。丸亀製麺鈴鹿店は16件目の事例で、道外では初の案件となる。

電気新聞2023年1月6日