四国電力は、今年６月末までに四国遍路の巡礼者に対する情報配信サービスの実証試験を開始する。遍路道にある約５００カ所の電柱にビーコン（発信機）を設置し、道案内や霊場の歴史・見どころ、周辺店舗などの情報をスマートフォンアプリを通じて提供する。期間は２０１９年３月まで。結果を踏まえて検証を行い、電柱を活用した情報配信サービスの拡大につなげる。
将来の収益源創出を目指した取り組みの一環。遍路道周辺をはじめとする地域の活性化や、四国遍路の世界遺産登録に向けた機運盛り上げにも貢献する。
今年３月末をめどにビーコンの設置を進める。６月末までにサービスの提供を始める予定。実証試験中の周辺店舗情報の掲載料やアプリ利用料は無料。実証試験終了後は、店舗やアプリ利用者のニーズ調査、ビーコン設置箇所の妥当性評価などを行い、今後の展開に生かす。
電気新聞２０１８年１月３１日
