エネルギー・環境教育を支援するサイト「ENE-LEARNING」

 電気事業連合会は、エネルギー・環境教育を支援するサイト「ENE―LEARNING(エネラーニング)」を開設した。これまで電事連で作成した教材をまとめるとともに、教員が活用しやすいように教材ごとの指導案や授業リポートで授業の流れを紹介。教育関係者によるコラムでは、エネルギー・環境教育のポイントを掲載している。

 教員らから、「エネルギー・環境教育を一元的に閲覧できるポータルサイトがほしい」といった声を受け2021年4月から半年間ほどで作成。学校で1人1台の端末配布が普及することを見据え、「教室からすぐにアクセスできる教材をウェブで公開してほしい」という要望にも応えた。

 エネラーニングには、教材で使っているグラフデータ画像やアニメーション動画を単独でも公開しており授業の中で短時間での活用も可能。各電力会社の教育コンテンツとのリンクも充実させた。

 今後は、身近な場面での電気の活用について、SDGs(持続可能な開発目標)の視点で制作した短編動画も21年度内に掲載する予定。第1弾として、水族館における省エネルギーや二酸化炭素(CO2)排出削減の取り組みの紹介を目指す。

 エネラーニング開設を担当した電事連広報部の小形好弘副長は、「エネルギーに関する授業を検討する際にはぜひ見てほしい。出前授業や施設見学の情報も掲載しているので、体験学習にも役立ててもらえれば」と、教員らに呼び掛けている。

 URLは、https://fepc.enelearning.jp/

電気新聞2021年10月26日