トラックの荷台に積み込まれ、スペインへ出荷される電解液タンク 二次電池向け電解液製造を手掛けるLEシステム(東京都品川区、大澤一生社長)が、1月中旬からレドックスフロー(RF)電池用電解液の海外向け大規模出荷を始めた。同社は福島県浪江町に製造工場を構え、バナジウムを利用した電解液を製造している。今回は蓄電池容量8500キロワット時相当の電解液を約500個のタンクに搭載し、スペインの蓄電所向けに出荷した。
現地には4月上旬に到着予定。売り上げは3億3千万円程度を見込む。今回の出荷量は同工場の年間生産量の約1割に匹敵するという。