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水素需要獲得へ/川崎重工業専務執行役員・西村元彦氏に聞く
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西村 元彦氏
 舶用エンジン検査不正など複数の不祥事に揺れた川崎重工業。一方、業績面ではエネルギー関連を含めて好調だ。西村元彦専務執行役員・エネルギーソリューション&マリンカンパニープレジデントは「現在の天然ガス利用から将来の水素利用まで対応できる『水素レディ』製品への引き合いが増えている」と話す。子会社の日本水素エネルギー(JSE)が取り組む液化水素供給網整備では、実証に使う水素を国内水素としたほか、運搬船の規模を大型船から中型船に見直した。水素市場の立ち上がり期は中型船のニーズが強いと判断した。市場動向を見極めた現実解で、水素関連需要を取り込む構えだ。

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